2011年7月8日金曜日

知識労働者のモチベーション心理学

[タイトル]
知識労働者のモチベーション心理学

[著者]
テレサ M. アビール、スティーブン J. クラマー

[掲載]
DIAMOND ハーバードビジネスレビュー編集部監訳:新版 動機づける力 モチベーションの理論と実践, pp.65--99, 209

(日本語原典)Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2008年 03月号

(英語原典)
Teresa M. Amabile, Steven J. Kramer: "Inner Work Life: Understanding the Subtext of Business Performance", Harvard Business Review, May 2007 85(5):72-83.

[アブストラクト]
知識労働において、仕事のやりがいなどの内発的要因は、金銭によるインセンティブよりも重要であることは、理論と実践の両面から長らく支持されてきた。しかしその具体的なメカニズム、すなわち社員は仕事をしながら何を考え、どう感じているのか、それが成果にどう影響しているか、本格的に注目したのは本稿が最初である。二三八人のプロフェッショナルに、プロジェクト期間中の日誌を記入してもらい、蓄積された一万二〇〇〇件近くのデータの分析によって、「インナー・ワーク・ライフ」(個人的職務経験)が社員のみならず、企業のパフォーマンスにも大きく影響していることが明らかになった。
(ハーバード・ビジネス・レビュー 2008年 03月号より)

[キーワード]
インナーワークライフ、 モチベーション、 リーダーシップ、 認知、 感情

[要約・感想]
すごく自分が普段思っていることに近い内容を書いてくれている。

1.感情と認知を分けてとらえるというよりも、同じ「人の精神活動」をそれぞれの立場から眺めているだけ。モチベーションも同じ。
そして、そのときそのときの情緒、気分・認知・パフォーマンスは一体となって捉えるべきもの。



2.さらには、仕事を通してのポジティブな感情(「仕事が楽しい」こと)が創造性、生産性、意欲、同僚間の協力(仲間意識?チームコンピテンシー?これだけ良く分からん)を引き出す。

3.上司に求められることは
A) 仕事を進捗させること(リーダーシップとマネジメント)
→ 多分より行動的な言い方をしたほうが良い。Leading And Managing
B) 人間として尊重すること。


う~ん・・・・非常に参考になる。

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