2009年2月19日木曜日

バーチャルリアリティと生体

登録日:2009_02_19_PM_05_17_59

タイトル:バーチャルリアリティと生体

著者:舘 暲

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引用元:電子情報通信学会誌, Vol.81, No.2, pp.160-165, 1998

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要約・感想:臨場感、没入感について、感覚としてではなく、それによって生じる情動などはシミュレートできるのだろうか?なんか、それは基本的にVRだからできるというのではなく、「文脈」をどのように認識しているかによるか。。。

臨場感の高いvR空間に没入することによって、本当にその状況に「感情的な移入」をしてしまうということはありえるか・・・な?。それ自体を調べる必要がある。ポイントは臨場感を高めることによって、自身が置かれている状況を「訓練」ではなく、「実環境である」という疑似体験をする。たとえば、事故訓練の中で、「本気で」自分が事故にあったように、「その空間にいる限り『思い込む』」ということが起こせるのかどうか。そうすれば、実際の状況を模擬できる。



しかし、それは本質的に無理なのかもしれない・・・(だって、状況が「訓練である」という厳然とした事実があるんだもの。。。ただ、対処行動のスキーマがスムーズに発火するかどうかを見ることによって「焦り」という認知システムが混乱する中でもそれが発火するほどに、スキーマが定着しているかどうかはテストできなくはないか・・・。あるいは、そのスキーマを反復練習によって自身の中に刻銘するという方法が訓練として考えられる。



まあ、いずれにせよ、臨場感を高めさせることは目指すことは悪いことではないとは思うが、、、費用対効果の面から本当にそれが効果的かがポイント。できる範囲がどこまでなのか。それ以上のことをすることにどの程度の意味・意義があるかを見積もる必要がある。

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