2009年3月9日月曜日

整備作業におけるヒューマンエラー防止対策―航空機の安全を守る―

[タイトル]
整備作業におけるヒューマンエラー防止対策―航空機の安全を守る―

[著者]
小堀 寿亮

[abstract]

[引用元]
安全工学Vol.48, No.1, pp.29-35

[keyword]
ヒューマンファクターズ, エラーコントロール, エラーマネージメント, ベーシックマナー

[独自のkeyword]
人が犯すエラー

[要約・感想]
あくまで、「人」の側の対策に注目を当てている気がする。「人はエラーを犯すものであり、信用なら無いものである」という前提に立てば、エラー対策のため、様々なルールを新たに人に課しても、そのルールを確実に守ってくれる保証はない(勿論、ルールがないよりはましだが・・・)やはり、根本的には、「人がエラーを犯す」というのではなく、「組織・システムがエラーを犯した」という視点も、もって、「あいまい、あやふやな人を含むシステムにおいて、如何に、システムにエラーを起こさせないか」、「そのためにはシステムはどのような設計となっているべきか」を考えるという視点にも、もっと注意を持っていくべきではないだろうか。


勿論、「人」にルールを課すことも必要であるが、「人が守らなければ鳴らない」ルールではなく、「人が頑張らなくても「守ってしまう」ルール」を考えていきたい。

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