2009年3月31日火曜日

航空管制におけるヒューマンエラーの実相

[登録日]
2009_03_31_AM_11_57_45

[タイトル]
航空管制におけるヒューマンエラーの実相

[著者]
河野 龍太郎

[abstract]


[引用元]
ヒューマンインタフェース学会誌, Vol.3, No.4 , pp.11--18, 2001

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[独自のkeyword]


[要約・感想]
パイロットと航空管制の関係と、鉄道運転士と指令との関係は以下の通りから、ある程度、同じものとして考えられるのではないだろうか。
(1)基本的には無線によるコミュニケーションで意思疎通を図ること、
(2)パイロットの仕事は、基本的には自分がうけもつ機を中心にシーケンシャルなタスク遂行していくことと捉えられる。
(3)一方、管制官は、レーダ画面を見ながら、様々な機を同時に「管理」する必要がある。
特に、論文の中で紹介されている管制官のタスクの特長は、結構そのまま指令にも当てはまるように思える。
特に、「スノー」とよばれる現象が興味深い。
ふと思ったのだが、「パニック状態」となるのはどういうときかを実験で調べられないだろうか?
たとえば、本論文で示されているスノーのような場合以外にも、直感的には、タスクが急激・爆発的に増加した場合や、予想もしなかった状況に直面し、強い驚き(衝撃)を受けているような場合など。
それが分かれば、パニックを起こさせないようなタスク量の管理やインタフェースの改善等によるワークロード管理ができるのではないだろうか?

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